外発的動機付けとは?概要・メリット・具体例・注意点を詳しく解説!

外発的動機付けとは

親としては、
子供が積極的に勉強し
成績が上がってくれることを望みます。

また会社では、
社員がやる気を出して
業績を上げてくれることを望みます。

しかし、
子供や社員のやる気を高めるのは
簡単なことではありません。

よく「飴と鞭(アメとムチ)」
と言われる方法ですが、

外発的動機付けは、
動機付けの効力が非常に強く、
即効性があります。

ただ、外発的動機付けの問題点を
正しく認識しておかないと、
逆にやる気をそぐことに
なりかねないので、注意が必要です。

外発的動機付けを
わかりやすく解説し、
注意点もあげていますので
参考にしてください。

目次

1:外発的動機付けとは
2:外発的動機付けと内発的動機付けの違い
3:外発的動機付けのメリットとデメリット
4:外発的動機付けの具体例
5:外発的動機付けの注意点
6:まとめ

1:外発的動機付けとは

行動を駆り立てるきっかけを動機と言い、
行動が向かう方向を目標と言います。

動機付けとは、
やる気を高めることを言い、
行動が起こり目標に向かう原因です。

1-1:動機付けの3区分

動機付けには
外的要因(外発的動機付け)と
内的要因(内発的動機付け)の
二つがあります。

さらに、動機付けの無い状態も含めると、
3つに分かれます。

1-1-1:無動機付け

動機付けの無い状態です。

思いつきや命令などの動機があって
単発的にやることはあっても、
やり続けることは無い状態です。

  • 言われた時に言われたことだけをやる
  • 言われない限りやらない

1-1-2:外発的動機付け

外発的動機付けは、
他者からの評価や賞罰、強制といった
外部からの働きかけによって
もたらされる動機付けです。

アメとムチによって
人を動機づけさせる方法です

  • 名誉、報酬等の欲しいものを得るため
  • 叱責、悪評等のイヤな目にあわないため

1-1-3:内発的動機付け

内発的動機付けは、
自分の内部から起こる動機付けで、
楽しさや興味からくるやる気です。

それをやること自体が楽しく、
暇さえあればやり続け、
可能な限り止めようとしない状態です。

内発的動機は、
興味がある分野にしか発生しません。

  • うれしいから
  • おもしろいから

1-2:外発的動機付けの4段階

外発的動機付けは、
やり続ける理由が
どの程度自律的(自己決定的)かで、
四段階に分かれます。

1-2-1.外的動機付け

外的動機付けは、
外部からの報酬や罰などに従う段階です。

活動することに何ら価値を認めておらず、
外部からの強制によって行動する
他律性の高い状態です。

しかし、
報酬や懲罰が予期される限り、
言われなくてもやります。

「アメとムチ」を使った
モチベーションコントロールに
使われます。

  • ほめられたいから
  • 叱られたくないから
  • ご褒美がもらえるから

1-2-2:取り入れ的動機付け

取り入れ的動機付けは、
その行動に対する価値は認めていますが,
外部からの強制に従う段階です。

やれば誇らしく、
やらなければ恥ずかしいから、
やり続けている状態です。

罰や不安を避けようとしたり
達成感を得ようとしたりするために
行動します。

  • 恥ずかしいから
  • 勝ちたいから

1-2-3:同一化的動機付け

同一化的動機付けは、
その行動に対する価値を認め、
積極的に行動している段階です。

やれば自分の目標や成長に
役立つと納得して、
やり続けている状態です。

  • 将来高収入な職につきたいから
  • 自分の夢を叶えたいから
  • 将来有名な大学に入りたいから

1-2-4:統合的調整

統合的調整は、
自分自身の価値観と行動を行う価値観が
一致している段階です。

やるのが自然なこととなって、
やり続けている状態です。

  • やり続けているうちに、やるのが楽しくてたまらない

2:外発的動機付けと内発的動機付けの違い

外発的動機付けに基づく行動は、
「目的を達成するための手段」です。

しかし、内発的動機付けに基づく行動は、
「行動そのものが目的」で、
行動自体を楽しんでいます。

外発的動機付けは、
「外部」の報酬による動機付けですが、
内発的動機付けは、
「内面」に湧き起こった好奇心や関心
による動機付けです。

3:外発的動機付けのメリットとデメリット

ここでは外発的動機付けのメリットと
デメリットについてお伝えしていきます。

3-1:外発的動機付けのメリット

  1. 動機付けの効力が非常に強い
  2. 即効性があり、すぐにコントロールできる
  3. 効果がわかりやすい
  4. スキルがなくても可能で、実行しやすい
  5. 比較的単純な仕事の場合には、生産性が上がる

3-2:外発的動機付けのデメリット

  • 必要以上の努力はあまり期待できない
  • すぐにやる気がなくなってしまう
  • 継続して動機付けるには、より大きな刺激が必要
  • 受動的、依存的となってしまう

4:外発的動機付けの具体例

あなたのお子さんが勉強する動機付けは、
次のどの段階ですか?

4-1:無動機付けの段階

親からするように言われた時にするが、
言われない限りやらない

4-2:外的動機付けの段階

お小遣いをもらえるから、
しないと叱られるから

4-3:取り入れ的動機付けの段階

クラスで一番の成績になりたいから、
テストで悪い点を取ると恥ずかしいから

4-4:同一化的動機付けの段階

将来○○(例えば医者)になりたいから

4-5:統合的調整の段階

将来○○になりたいと思って
勉強を続けるうちに、
勉強が楽しくてしかたない

4-6:内発的動機付けの段階

勉強が好きで楽しいから

5:外発的動機付けの注意点

外発的動機付けの注意点とは
どのようなものがあるのか
お伝えしていきます。

5-1:アンダーマイニング効果(過正当化効果)

子どもが手伝いをしてくれたので、
感謝の気持ちとして小遣いを支払うと、
子どもは小遣いがなければ
手伝いをしなくなってしまいます。

最初は内発的な動機で行動していたのが、
外的報酬のための行動に
置き換わってしまったからです。

5-2:手段を選ばなくなりやすい

いい結果を出したら
給料を増やしたり出世させたりし、
悪い結果だと給料を減らしたり
降格することも効果的です。

しかし、設定された目標に対して、
短絡的な行動に走りやすくなります。

営業マンが同僚を押しのけて
顧客に商品を売りつけたり
社員同士の足の引っ張り合いになります。

5-3:必要以上の努力をやめる

与えられた目標を達成すると
報酬が得られるので、
必要以上の努力を
やめてしまうようになります。

5-4:逆にモチベーションを低下させる

成果をあげれば報酬を増やすと
モチベーションを高められますが、
期待していたほどの
報酬が得られなければ、
逆に低下してしまいます。

失敗したら
全員の前で叱って恥をかかせることも
場合によっては、士気を高めますが、
人によっては
逆に落ち込むこともあります。

5-5:報酬で人を操る

個人の業績に応じて歩合制の賞与を
支給することも効果的ですが、
その前提は、給与水準がある程度高く
生活が安定していることです。

報酬で人を操る気持ちが
強くなりすぎると、
逆に人の心が離れていってしまいます。

5-6:内発的動機付けを抑えつけ

外発的動機付けの為に働けば、
「やりたくもない仕事」
しなければなりません。

しかし、「やりたくもない仕事」を
やめれば報酬を失うので、
好きなことも出来ず、
内発的動機付けが抑えつけられます。

6:まとめ

外発的動機付けは、効力が非常に強く、
即効性があります。

しかし、
相手の状況をしっかりと確認して、
適切な動機付けを行う必要があります。

どうすれば内発的な動機付けと
バランスをとることが出来るか
自分自身で考えてみる必要がありますので

今日の記事を参考にして
自分自身や人に協力を仰ぐ時などの
参考になれば幸いです。

 

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