「できない人」を「できる人」に変える行動科学マネジメントとは?

行動科学とは,行動科学マネジメントとは

決めたことを実行できない自分、
頼まれたことをできない自分、
すぐに動き出せない自分、
何もできない自分…

自分自身に対して、
自己嫌悪に陥ったり、
ネガティブになったりすることが
あなたもあるかもしれません。

もしくは、
部下やパートナーに対して、

決めたことをやってくれない…
頼んだことをやってくれない…
なかなか動き出さない…

そんな思いでイライラしたことは
ありませんか。

私は、かつては
「できない自分」
「できない誰か」に対して、
イライラを募らせることが多かったです。

しかしながら、「行動科学マネジメント」という
分野を勉強することで、

今は自分に対しても、他人に対しても、
「できない」ことを責めるのではなく、
「どうすればできるようになるか」
考えることができるようになりました。

本記事では、
「できない人」を「できる人」に
変えるための行動科学マネジメントの概要や
エッセンス、実践方法を詳しく紹介していきます。

目次

1:行動科学とは
2:行動科学マネジメントとは
3:人が行動できない2つの理由
4:行動科学で行動を習慣化する
5:まとめ

1:行動科学とは

行動科学とは、wikipediaでは、
以下のように解説されています。

『行動科学(こうどうかがく、英語: behavioural science)は、
人間の行動を科学的に研究し、
その法則性を解明しようとする学問。

心理学、社会学、人類学、精神医学などが
これに含まれる。

包含する学問分野は
社会科学と重なる部分が大きいが、
社会科学が社会システムの
構造レベルの分析が中心であるのに対し、

行動科学では
社会内の個体間コミュニケーションや
意思決定メカニズムなどに
焦点を当てる(例:心理学、社会神経科学)。』

引用元:行動科学

つまり、「わたし」や「あなた」が
様々な行動をとったり、とらなかったりする
メカニズムを研究している
学問分野であると言えます。

2:行動科学マネジメントとは

行動科学マネジメントとは、
行動科学の研究内容に基づいた
マネジメント手法となります。

科学に基づいているので、
再現性の高い
マネジメント手法であると言えます。

再現性が高いということは、
いつでも、どこでも、どんな人でも
同様の効果が得られるのです。

科学に基づく再現性の高さを備えている点が、
行動科学マネジメントの
大きな特徴と言えます。

行動科学マネジメントを学ぶことで、
あなた自身が行いたい「行動」を
行うことができます。

行うだけでなく、
「継続して」行うことが
できるようなります。

そして、他者に適切な「行動」
行ってもらえるようになります。

さらには適切な行動を
「継続して」行ってもらえます。

3:人が行動できない2つの理由

「できない人」「できる人」
変えるための行動科学マネジメントの
内容に入る前に、

人が行動できない2つの理由を
見ていきましょう。

大きく分けて次の2つに分けられます。

  1. ノウハウを持っていないケース
  2. 行動を継続できないケース

3-1:ノウハウを持っていないケース

例えば、「ヘリコプターを操縦してください」
言われても、多くの人はヘリコプターを
操縦するという「行動」を
取ることは難しいと思います。

どんなに励まされても、
どんなに叱られても、
そもそもヘリコプターの操縦の仕方を
知らないので、「行動」することができません。

小学生のお子さんに
「復習が大切なので、
しっかりと復讐をしなさい」
と言ったところで、

復習の具体的なやり方を知らなかったら
復習という「行動」を取れないのです。

職場の部下に
「どうしてできないんだ!」
叱りつけても、

具体的なやり方を教えない限り、
「行動」させることはできないのです。

ノウハウを持っていないことにより、
行動できないケースの解決策はシンプルです。

ノウハウを教えてあげるのです。

相手がノウハウを知らないことを理解し、
行動するために必要な知識を
ゼロから教えていきます。

とるべき行動を細分化し、
実際の行動と比較していきます。

できていないところは
反復トレーニングによって、
習得させていきます。

3-2:行動を継続できないケース

やり方は知っている、
すでにやったことがある、
にも関わらず、

モチベーションなどの問題で
「行動」できないパターンです。

ダイエットのために、
毎朝30分走ろうと決めたのに、
三日坊主で終わってしまった…

決してランニングのやり方が
わからないのではありません。

三日は続いたけれども、
行動が継続しないことも
よくあると思います。

セミナーに参加させた部下が、
セミナーをきっかにやる気を出し、
最初の一週間は積極的な報連相を
行ってきた。

でも、翌週からはいつもの部下に
戻った…

なんてことを経験したことがある
上司の方もいるかもしれません。

継続できない「行動」に対する
行動科学マネジメントに基づく
解決策を詳しく紹介していきます。

4:行動科学で行動を習慣化する

やり方は分かっているにも関わらず、
継続できない行動を
習慣化していくための手順を

以下の5つのステップに
分けて解説していきます。

ぜひ、あなたの継続したいことに
当てはめて読み進めてください。

  1. 目標の設定
  2. スモールゴールの設定
  3. スモールステップの設定
  4. メジャーメント
  5. 宣言&ご褒美&ペナルティ

4-1:目標の設定

行動科学において、目標とは

  1. 「いつまでに」
  2. 「何を」
  3. 「どうやって(やる)」
  4. 「どれだけ(やる)」

について明記されている必要があります。

これらが抜けているものは
目標とは呼びません。

ダイエットを例に出すと

  1. 「4ヵ月後までに(いつまでに)」
  2. 「体重を(何を)」
  3. 「毎日30分のジョギングで(どうやって)」
  4. 「3キロ減らす(どれだけ)」

このように、
やるべきことを具体的にすることで、
目標と呼ぶことができます。

行動を続けようとするときには、
その原動力となるような
明確な目標が必要となります。

これまで取り組もうと
思っていたことに対して、
ご自身の目標は具体的だったか、

部下に設定させていた目標は
具体的だったか?

振り返ってみてくださいね。

4-2:スモールゴールの設定

具体的な目標は、行動を続ける原動力となる一方、
高すぎる目標を設定してしまうと、

達成しているイメージを持つことができずに、
逆にモチベーションを奪う可能性があります。

高すぎる目標に押しつぶされないためにも、
目標を設定できましたら、
次にスモールゴールを設定していきます。

スモールゴールとは、具体的な目標に
たどり着くための
「中間目標」のことです。

階段のようなものをイメージしてください。

スモールゴールは
いくつ作っても構いません。

むしろ、達成できるイメージが湧く、
スモールゴールをたくさん作ることで、
到達するたびに達成感を味わうことができます。

スモールゴール設定において大切なことは、
「少し頑張れば達成可能な目標」
にしておくことです。

先ほどのダイエットの例では、
最初のうちは

「毎日10分ジョギングをする」
ことをスモールゴールにします。

慣れてきたら

  • 「毎日15分」
  • 「毎日20分」

とスモールゴールの難易度を上げていきます。

小さな目標を少しずつこなしていたら、
いつの間にか目標を達成していたという
形にするのが理想的です。

4-3:スモールステップの設定

具体的な目標が決まり、
スモールゴールも決まりました。

いよいよ目標に向かって
実際に行動を進めていく必要があります。

ただ、ここでもやるべき行動が複雑で、
難しいものであれば、
挫折に繋がってしまう可能性があります。

このような状況を避けるためにも、
スモールゴールを設定したように
実際にやるべき行動も細かく
分解していきます。

そして、チェックシートを作成し、
一つ一つの行動を確実に実行したのか
自身で確認できる状態にしておきます。

ダイエットの例ですが

■準備

  1. ランニングウェアに着替えたか?
  2. 準備運動を行なったか?

a,背中のストレッチ
b.腰のストレッチ
c.ふくらはぎのストレッチ
d.太もものストレッチ
e.足首のストレッチ

■ジョギング

  1. 目標時間走ることができたか?
  2. 体の痛みは感じず、走ることができたか?

■記録

  1. ジョギング時間を記録したか?
  2. 体重を記録したか?

このように、やるべき行動を
細かく分けて、
チェックシート化しておくことで、
機械的に行動を進めていくことができます。

最終的には、チェックシートがなくても、
自然に一連の行動が
できるようになっていきます。

4-4:メジャーメント

やるべき行動を細かく分解し、
やるべき行動が明確になりました。

それを実行していったならば、
次は行動が実際にどれだけ増えたのか、
もしくは、どれだけ減ったのかを
きちんと計測して見える化していきます。

これを行動科学でメジャーメントといい、
とても重視されるステップになります。

行動できているかを計測するためには、
客観的なものさしで計測する必要があります。

先ほどのダイエットの例では、
チェックシートに日付を入れて、
どれだけの行動を毎日実施できているのか
チェックをして、記録を残していきます。

自分の行動量やステップを、
目に見える形で残しておくことで、
きちんと行動できているかどうか、
スモールゴールを達成できているか
どうかを確認します。

4-5:宣言&ご褒美&ペナルティ

ここでは行動を継続させていくための
コツを3つ紹介していきます。

何か始めようとした時に
三日坊主で終わってしまう人は、
意志が弱いというより、

ここで紹介するようなコツを
知らなかっただけです。

ぜひ、ご自身のケースに当てはめて
行動科学に基づく継続のコツを
取り入れてください。

4-5-1:書面に宣言する

ものごとを一人でやろうとすると、
どうしても自分に
負けてしまうことがあります。

自分に負けてしまう、
自分に甘えてしまうことを
防ぐためには、
誰かに知ってもらうことが効果的です。

そして、誰かに知ってもらうためにも、
単なる言葉だけでなく、
書面にサインすることで効果が高まります。

単なる口約束よりも
書面での契約書の方が、
重く受け止める人が
多いのではないでしょうか。

さらに
自分が裏切ることができない大切な人に
書面の宣誓文を見せることで、
行動せざるを得なくなってきます。

4-5-2:ご褒美をあげる

新しい行動を継続するということは、
その分、他の何かを我慢しなければ
ならないケースが多くなります。

我慢しなければならないという試練は
行動が習慣化するまでは、付いてきます。

しかし、
身に覚えがある方も多いと思いますが、
我慢ばかりでは、
行動を継続し続けることは難しいです。

そこで、我慢して新しい行動を取れた時や
スモールゴールを達成した時に、
自分自身にご褒美を用意しておくのです。

習慣化がうまい方は、
このご褒美づくりの達人です。

4-5-3:ペナルティ

達成できればご褒美をあげると
言いましたが、

同時に達成できなかったときは、
ペナリティを用意しておくことで、
行動力を高めることができます。

ペナルティの種類は大きく2種類あります。

  • 「したくないこと」をあえて強制する
  • 「好きなこと」を禁止する

紙で宣言するときに、
ペナルティも宣言することで
効果が高まります。

5:まとめ

行動科学マネジメントの
エッセンスを取り入れることで、

  • 自分自身の行動のマネジメント
  • 他者の行動のマネジメント

を劇的に変えることができます。

慣れるまでは、
本記事を参考にしながら、
一つ一つのステップを
丁寧に進めてくださいね。

自分に対しても、他人に対しても、
「できない」ことを責めるのではなく、
「どうすればできるようになるか」

行動マネジメントのエッセンスを問い入れながら、
考え、実行していただければ幸いです。

 

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