ゼロサムゲームとは?身近な3つのケースと抜け出すための考え方

ゼロサムゲームとは

あなたは「ゼロサムゲーム」という
言葉を知っていますか?

最近ではマンガやゲームなどでも使われることの多い
このゼロサムゲームという言葉、

「なんとなくは分かるけど詳しい意味は分からない」
という方も多いのではないでしょうか。

世の中の競争原理から抜け出す
考え方も一緒に学んでいきましょう!

目次

1.ゼロサムゲームとは
2.ゼロサムゲームを実感できる!身近な3つのケース
3.株式投資はゼロサムゲームの例外!?
4.経済は、人生は、ゼロサムゲーム?抜け出すための考え方
5.まとめ

1.ゼロサムゲームとは

ゼロサムゲームとは
別名「ゼロ和」とも呼ばれており、
「ゲーム理論」と呼ばれる経済学用語の中で

「参加者の得失点の合計(サム)が
プラスマイナス0(ゼロ)になる
状態のこと」を指します。

例えばAさん、Bさん、Cさんの
3人で行うゲームで
合計100点を奪い合う場合、

AさんとBさんが50点を取ると、
Cさんは-100点となります。

それぞれの浮き沈みはあるものの、
3人の合計はプラスマイナス0点で変わりません。

ゼロサムゲームとはこのように
「限られたものを奪い合う競争の状態」
であるとも言えます。

2.ゼロサムゲームを実感できる!身近な3つのケース

ゼロサムゲームは
意外に身近なものにも潜んでいます。

例えば、

  • 将棋、囲碁、麻雀などのゲーム
  • 競馬、競艇、パチンコなどのギャンブル
  • FX(外国為替取引)

などです。

一体、これらのどんなところが
ゼロサムゲームになっているのか?
一つずつ解説していきます。

2-1.将棋や囲碁、麻雀などのゲーム

ゼロサムゲームを語る上で
もっとも分かりやすいケースが
将棋や囲碁、麻雀などのゲームです。

将棋や囲碁では、
相手の駒や石を奪えば
そのまま自分のものになるルールですよね。

元の駒数や石の数は変わらず、
ゲームの中で奪い合った末に勝敗が決します。

麻雀だともっと分かりやすく、

相手から8000点の手役を上がれば、
自分に8000点が加算され、
相手は8000点が減ります。

ゼロサムゲームを一番身近に感じられるのは
こういったゲームかもしれません。

2-2.競馬、競艇、パチンコなどのギャンブル

競馬、競艇などのギャンブルでは
参加者の多くがどの馬や選手に賭けたかで
オッズと呼ばれる配当が変わってきます。

そのオッズを元に
勝者への配当が変動します。

予想を外した人が多いほど、
大きく勝てる人が現れるということでもありますね。

パチンコ、パチスロでも基本的に、
負けた人が賭けた金額を元に
店側は台の調整や設定を甘くしたりして、
他の客への還元に回しているわけです。

したがって、これらのギャンブルや遊戯も
ゼロサムゲームの部類に入ります。

(ただし、お店や運営者が
胴元として経費や手数料を取っているため、
完全なるゼロサムゲームとは言えません。)

2-3.FX(外国為替取引)

FXとは、円やドル、ユーロなど
各国の通貨の価値が変動することを狙って
それぞれ両替を行い、
差額で利益を得る金融商品です。

世界中の通貨の価値は相対的に決まっているため、
価値の上がる通貨があれば、
必ず価値の下がる通貨が存在しています。

世界中の通貨の価値は常に
合計プラスマイナスゼロとなっているため、
FXはゼロサムゲームであると言えます。

3.株式投資はゼロサムゲームの例外!?

実は、FXと違って株式投資は
ゼロサムゲームではないと言われています。

投資においてゼロサムゲームに定義されるのは、
市場全体がプラスマイナスゼロで
永続的に拡大していかない場合です。

FXと違い、

  • 株価の変動で企業自体の価値が上がり下がりする
  • 全体の投資額だけでなく企業自体が上げた利益も株価に影響する

これらの理由から株式投資は
「ゼロサムゲームに限りなく近いがゼロサムゲームではない」
と言えるのです。

4.経済は、人生は、ゼロサムゲーム?抜け出すための考え方

よく「経済や人生もゼロサムゲームである」
と捉える人がいます。

限られたお金、資源、人、立場を奪い合うものである。
勝利してこそ意味があると。

果たして、本当にそうなのでしょうか。

例えば、本来のお金のやり取りについて
簡単な例を出してお話をしましょう。

AさんとBさんが仲良く暮らしているとします。

Aさんは100万円持っていますが、
Bさんは1円も持っていません。

ある日、Aさんは持っている100万円で
Bさんに家を建ててもらうことにしました。

こうなるとAさんの持ち金は0円になり、
Bさんの手元には100万円が入ります。

続いて同じように家が欲しくなったBさんは
Aさんに100万円で家を建ててもらうことにしました。

100万円はBさんからAさんのもとに戻ります。

ここまでの経過をお金の変動だけで見ると、
確かにゼロサムゲームです。

しかし、家という「価値」も
含めるとどうでしょうか。

お互いの100万円が行き来して
もとに戻っただけで、
AさんにもBさんにも
家という価値が残ったのです。

これはかなり極端な例ですが、
経済活動とは本来このようなものです。

価値を提供することでお金がもらえて、
お金を提供することで価値がもらえる。

お金の総数はそのままでも、
生み出される価値は
常に増え続けています。

限られたものを奪い合うことよりも、
与え合うことに意識を向ければ、

きっと今よりも豊かな人間になることができ、
周囲の人とも素晴らしい関係を築けるはずです。

5.まとめ

最後に記事の内容をまとめておきます。

  • ゼロサムゲームとは参加者の得失点の合計(サム)がプラスマイナス0(ゼロ)になる状態のこと
  • 将棋、囲碁、麻雀などのゲーム、競馬、競艇、パチンコなどのギャンブル、FX(外国為替取引)など
  • 株式投資は企業自体の価値も変動しているため、ゼロサムゲームの例外
  • 限られたお金をやり取りしている中でも、生み出された価値は残っていく

勝者と敗者が生まれる状態は常に
ゼロサムゲームであると言えますが、

例え負けたとしても、
そのまま終わりでなければ
マイナスになることはありえません。

負けたことが思わぬプラスに転じることもあれば、
次の大きな勝利に繋がることもあるということを
肝に銘じておきたいものですね。

 

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