社会的ジレンマとは!? 誰でも分かる3つの具体例と心理実験

社会的ジレンマとは

『社会的ジレンマ』

という言葉をご存知ですか?

社会的ジレンマの具体例や解決方法、
それにまつわる実験もご紹介していきます。

社会的ジレンマってどういう意味?

という方のために身近な例を交えながら
わかりやすく解説していきます。

目次

1:社会的ジレンマとは
2:社会的ジレンマの身近な例
3:社会的ジレンマの具体例
4:社会的ジレンマと環境問題
5:社会的ジレンマの解決方法
6:社会的ジレンマの実験と問題点
7:社会的ジレンマを学べる本

1:社会的ジレンマとは

社会的ジレンマとは、

皆が自分の利益を優先することで
結果的に全員にとって不利益の結果を
招いてしまうことを言います。

2:社会的ジレンマの身近な例

身近な例として、
朝の通勤ラッシュがあります。

「この電車に乗りたい!」

と自分の利益を優先的に考え
なんとか乗れないかと
駆け込み乗車をする方も多いと思います。

ただ、駆け込み乗車が起これば起こるほど
電車は何度もドアを開閉してしまい
規定の発車時刻からどんどん遅れてしまいます。

そして、結果的に到着時刻が遅れてしまい
乗客全員の不利益を招いてしまいます。

3:社会的ジレンマの具体例

以下、社会的ジレンマの具体例を引用します。

社会的ジレンマの具体例1:囚人のジレンマ

囚人のジレンマとは、
他人の選択によって自分の利益に違いが生じる状況下で、
2つの選択肢を与えられた場合に生じるジレンマです。

囚人のジレンマは、個人にとって最適な選択が、
全体としてみると最適な選択にならないことを示す、典型的な例です。

この実験では、他人と協力した方が、
協力しないよりも良い結果が
得られることが明白な場合でも、

協力しない人が利益を得ることが分かる状況下では、
他人と協力しなくなるという結果が得られています。

囚人のジレンマ実験の内容は、次のとおりです。

ある犯罪を起こした犯人2人が警察に逮捕される。
犯人2人は、別々に取り調べを受けた後、
検察官に送致される。

検察官が、犯人(囚人)2人対して、
次の3つの内容を伝える。

2人とも黙秘した場合は、
2人とも懲役2年にする。

2人のうち1人だけが自白した場合は、
自白した1人は釈放し、
自白しなかった1人は懲役10年にする。

2人とも自白した場合は、2人とも懲役5年にする。

客観的に見ると、犯人2人にとっては、
互いに黙秘して懲役2年となる方が、
2人とも自白して懲役5年となるより
良いということが分かります。

しかし、囚人のジレンマ実験では、
犯人2人は互いに自分の利益のみを追求し、
2人とも自白して懲役5年を受ける結果になっています。

犯人の思考回路は、次のとおりです。

相手が黙秘した場合、
自分も黙秘すると2人とも懲役2年になるが、
自白すれば釈放される。

相手が自白した場合、
黙秘すると自分だけが懲役10年となるが、
自白すれば2人とも懲役5年で済む。

つまり、犯人2人はいずれも、

「相手が黙秘しても自白しても、
自分にとっては自白した方が利益がある。」

と考えて自白したのであり、
そこに相手と協力するという発想はありませんでした。

社会的ジレンマの具体例2:コモンズ(共有地)の悲劇

コモンズの悲劇とは、だれでも自由に利用できる共有資源が、
個人が利益を追求して際限なく利用することで枯渇する現象です。

英語では「Tragedy of the Commons」と表記され、
共有地の悲劇と訳されることもあります。

コモンズの悲劇の具体例としてよく用いられるのが、共有の牧草地です。

共有の牧草地に、畜産農家が牛を放牧する。

畜産農家は自分の利益を追求し、
共有の牧草地にできるだけ多くの牛を放牧する。

牛が牧草を食べ尽くしてしまい、畜産農家全体が打撃を受ける。

自分の所有地に牛を放牧する場合は、
牛が牧草を食べ尽くさないよう
放牧する牛の数を調整します。

しかし、共有の牧草地の場合、
自分が放牧する牛を増やさないと、
他の畜産農家がたくさん牛を放牧し、
結果として自分の取り分が減ってしまいます。

そのため、全ての畜産農家が我先にと牛をたくさん放牧し、
コモンズの悲劇を招くのです。

社会的ジレンマの具体例3:いじめ

日常生活の中でも、
いたるところで社会的ジレンマは起きています。

例えば、学校生活の中で起こる社会的ジレンマの具体例としては、
いじめを挙げることができます。

いじめとは、「児童や生徒に対して、同じ学校の他の児童・生徒が行う、
心理的または物理的な影響を与える行為で、行為を受けた児童・生徒が
心身の苦痛を感じているもの(いじめ防止対策推進法)」です。

クラスの中で特定の生徒がいじめ加害者といじめ被害者になっている場合、
その他の生徒が介入していじめを止めることが、
いじめ解消というクラス全体としての利益をもたらします。

しかし、多くの生徒が

「口を出したら、次は自分がいじめられるかもしれない。」

などと考えていじめを傍観し続けるというのが、日本の学校における現状です。

つまり、「いじめを受けない」という個人にとっての利益を追求して、
いじめを止めずに傍観し、結果、クラス全体の雰囲気が悪くなったり、
いじめの被害が拡大したりすることになるのです。

引用先:社会的ジレンマとは?具体例は囚人のジレンマ?対策・解決策は?

4:社会的ジレンマと環境問題

社会的ジレンマは環境問題にも大きく関わっています。

例えば、地球温暖化を少しでも防ごうと
電気の使用を減らそうとする呼びかけを
CMや張り紙などでご覧になったことがある方も多いと思います。

ところが実際のところ多くの方は目の前の快楽を満たすために
夏場にクーラーを思いっきりかけているのではないでしょうか?

そういった行動によって地球温暖化も早まり、
結果的に私たちが暮らしにくい環境をもたらしてしまいます。

5:社会的ジレンマの解決方法

では、どうすれば社会的ジレンマを
解決することが出来るのでしょうか?

それは、

『コミュニケーションをとること』

です。

社会的ジレンマが起こる原因として
自分一人だけ環境問題やポイ捨てなどに
気をつけても意味がないのでは?

といった考えからきます。

一人一人が社会的ジレンマを
解決しようとする姿勢となり

お互いに話し合うことで自分の行動が
とても意味のあるものだと認識でき
結果的に社会的ジレンマを解消することに繋がります。

6:社会的ジレンマの実験と問題点

社会的ジレンマを解決するために
様々な学問で研究が行われています。
ある心理学の実験をご紹介します。

ここで行われた実験は、「安心社会から信頼社会へ」でも
紹介されていた社会的ジレンマ実験とよばれるものである。

「協力行動をとることで自分にとっては不利になるが、
お互いが協力しあえば(互いに協力しない時よりも)
全体として利益になる」というものである。具体的には、

(1).協力しあわなければどちらも500円

(2).協力しあえばどちらも1000円

(3).相手が協力して自分だけ裏切れば、自分は1500円で相手は0円

というものである。

この実験のうち、
「相手が協力することがわかったあとで
自分がどういう行動をとるか」の実験結果が興味深い。

多くの人が(3)よりも(2)、
つまり「自分だけ1500円」よりも
「互いに1000円」を選んだのである。

これは、ただ単なるシミュレーション実験
(このような場合はどうしますか、という単なる設問)
である場合には「自分だけ1500円」を選ぶ人が多いが、

実際に1500円を手にすることができる、
つまり状況が真剣なものであればあるほど
人々は協力行動を選ぶという。

引用元:山岸俊男「社会的ジレンマ」

この実験から分かるよう通り、
人間は常に利己的に行動するわけではありません。

「他の人がそうするなら自分もそうしよう」

という心理で行動していると言えます。

社会的ジレンマを解決するには、
こうした協調性はとても大切です。

ただ、全ての人間が

「他の人がそうするなら自分もそうしよう」

という考えで個人で物事を
考えないようになってしまうと

誰かの思想に洗脳されやすく
なってしまうという問題点もあります。

協調することはとても大切ですが
個人の考えもしっかりと持つことが大切です。

7:社会的ジレンマを学べる本

今回の記事で紹介した社会的ジレンマを
さらに具体的に学びたい方は

今回の心理実験の内容を引用させて頂いた
山岸先生の本を読まれるとより深く理解が深まるでしょう。

 

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