黒字倒産とは?黒字倒産の詳しい内容とそれを防ぐ2つのポイント

黒字倒産とは

黒字なのに倒産、
赤字なのに何故倒産しない。

それには、お金の流れの仕組みが
大きく関わって来ます。

黒字倒産は結局の所、
現金の入金と出金とが
一致していない事が原因で
起こるものです。

いわゆるキャシュフローというものです。
これがしっかり捉えていないと、
黒字でも倒産という事が起こりえるのです。

これは会社を経営する上でとても重要な事です。
黒字倒産についての事例や
いくつかの原因、

また、防ぐ方法などについて
説明したいと思います。

目次

1.黒字倒産とは
2.黒字倒産の事例とメカニズム
3.黒字倒産の原因とキャッシュフロー
4.黒字倒産した企業数や起業例
5.黒字倒産を防ぐ方法と自己資本比率
6.まとめ

1.黒字倒産とは 

黒字倒産とう言葉は、
黒字であるにもかかわらず倒産してしまう
という矛盾した言葉ですね。

黒字とは、収入が支出を上回っている
状態の事をいいます。でなぜ倒産?

それは、利益は計上されても
現金が入ってこない状態で、

その間に経費の支払いなどで
資金繰りが難しくなったりすると
黒字でも倒産に至るという事なのです。

2.黒字倒産の事例とメカニズム

黒字倒産には大きく分けて3つの要因があります。
では分かりやすく事例を上げて説明したいと思います。

2-1:事例1:納税できずに黒字倒産する事例

今年度、売上目標を達成したA社があります。
目標を達成する為に支払いを「受取手形」でもらい
商品の入金が入るのは3ヶ月先です。

その3ヶ月の間に
決算後の法人税の支払いがあり
その支払が困難になります。

A社が法人税の支払期限までに
「資金調達」ができないようであれば、
黒字倒産に至る可能性があります。

2-2:事例2:借入金が返済できずに黒字倒産する事例

アパレル関係の卸売販売を行っているB社があります。
銀行への借入金が毎月200万円ありますが、
毎年わずかに黒字決算を続けています。

今期は売上が順調に推移しており
大きな仕入れを行うことに。

想定通り好調で
いつもより売上を上げる事ができました。

しかし今回の売上は
「売掛金」で「現金」ではありません。

資金調達ができずに返済が不能となれば
B社は黒字であっても倒産となります。

2-3:事例3:取引先の倒産で黒字倒産する事例

事例2のB社は、資金調達が間に合い
黒字倒産にはなりませんでした。

そして翌月になり、
先月仕入れを行ったC社への買掛金の支払いと、
売掛金が現金で入金されます。

しかし、入金期日を過ぎても入金がありません。
C社へ連絡をとってみると、
倒産手続きに入っていることがわかりました。

資金回収できる見込みは絶望的で、
今月も「資金調達」できないと黒字倒産となります。

以上3つの事例で分かる通り

黒字倒産は、
「利益が出るタイミングとお金が入るタイミングが違う」
事で起こるのです。

3.黒字倒産の原因とキャッシュフロー

黒字倒産について大まかな原因は分かったと思います。
「2.黒字倒産の事例とメカニズム」の事例では、
「資金繰り」が原因とするものでした。

では具体的に数値例を上げ
キャッシュフローを見てみましょう。

20X3年のA社経済活動

現金100万円

  1. 1個1万円の商品を60個仕入れ。
    →現金残高100万円 20X3年利益累計▲60万円
  2. 仕入れた商品60個を2万円で販売。
    →現金残高100万円 20X3年利益累計60万円
  3. 仕入れ代金60万円支払い。
    →現金残高40万円 20X3年利益累計60万円
  4. 売上代金120万円受取。
    →現金残高160万円 20X3年利益累計60万円
  5. 1個1万円の商品を200個仕入れ。
    →現金残高160万円 20X3年利益累計▲140万円
  6. 仕入れた商品150個を2万円で販売。
    →現金残高160万円 20X3年利益累計160万円
  7. 仕入れ代金200万円支払い
    →現金残高▲40万円 20X3年利益累計160万円

20X4年のA社経済活動

1.売上代金300万円受取
→現金残高260万円 20X4年利益累計0万円

20X3年の7.の時点で仕入れ代金200万円を支払うのに
40万円足りません。

売上代金300万円を受け取るのは年度を超えて先です。
40万円の資金調達ができないと
黒字倒産になります。

黒字倒産の原因にはもうひとつ「商品在庫」があります。
こちらも数値例を上げてみてみましょう。

20X3年B社の経済活動

  1. 1個1万円の商品を200個仕入れ。
  2. 仕入れ商品100個2万円で販売。
  3. 仕入れ代金200万円支払い。
  4. 売上代金200万円受取。

20X3年B社損益計算書
売上高=2万円×100個=200万円
売上原価=1万円×100個=100万円
利益=売上高200万円-売上原価100万円=100万円

利益が100万円で黒字企業です。

次にキャッシュフローを見てみましょう。

営業収入=2万円×100個=200万円
商品仕入支出=1万円×200個=200万円
現金の増減額=営業収入200万円-商品仕入れ支出=0

利益が100万円出ているに、
現金は0円です。

利益を計算する損益計算書では、
仕入商品は売れない限り
売上原価になりません。

現金の増減を計算する
キャッシュフロー計算書では、

仕入商品は売れなくても
代金を支払っているのであれば
商品仕入支出になります。

商品在庫の取扱が、
利益計算と現金収支では異なってきます。

会社の現金が底をついてしまうと
黒字倒産になってしまいます。

4.黒字倒産した企業数や企業例

2016年(平成28年)の全国企業倒産件数は、
東京商工リサーチ発表では、
8,446件になっています。

赤字倒産と黒字倒産の割合は、
毎年同じくらいに推移しているようで
約半分が黒字倒産です。

これだけキャッシュフローを
しっかり見ていない会社が
多いという事にもなるのでしょうか?

最近有名なところで黒字倒産した会社は、
西日本でマンションデベロッパーとして急成長した
株式会社アーバンコーポレーションがあります。

5.黒字倒産を防ぐ方法と自己資本比率

では黒字倒産を防ぐポイントを
2つご紹介したいと思います。
2つの財務諸表の正しい知識を身に付ける事が
上げられます。

2つの財務諸表とは、
「損益計算書」と「貸借対照表」です。

5-1:損益計算書で注意すべきポイント

損益計算書で重要なポイントは、
実際にお金が入ってきた、出ていったという
収支に注意を払うことです。

「3.黒字倒産の原因とキャッシュフロー」
の数値例をみると分かる通り損益計算書は、
実際のお金の動きと
必ずしも一致している訳ではありません。

それを勘違いすると
大きな間違いを起こす事になります。

なので、損益計算書の利益だけでは安心せず
キャッシュフロー計算書で、
実際のお金の動きを管理する事が
黒字倒産を防ぐ重要なポイントになります。

5-2:貸借対照表で注意すべきポイント

一般的に企業は、株主からの出資と
金融機関からの借り入れで資金を調達していますが、
借り入れが多いほど倒産する確率が高くなります。

貸借対照表を見るポイントとして、
倒産の度合いを測る事ができる
自己資本比率を注意する事です。

自己資本比率は、
純資産÷(純資産+負債)
で求めます。

株主からの出資は純資産、
借り入れは負債として計上されます。

負債が少なく自己資本比率が高いほど
倒産の確率は低くなり、

負債が多く自己資本比率が低いほど
倒産の確率が高くなります。

6.まとめ

以上が黒字倒産についての内容になります。

売上が良くても会社が倒産してしまう
理由が分かったと思います。

キャッシュフローを見る事が大切で、
損益計算書で利益がでていても、

実際のお金の動きである収支が
黒字である事が重要です。

また貸借対照表においても
借入を少なくし自己資本比率を高くすることで、
黒字倒産を防ぐことができます。

損益計算書と貸借対照表をしっかりと捉え
注意するポイントを抑えることで、
黒字倒産のリスクを防ぐことができるでしょう。

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