稲盛和夫さんの事をご存知でしょうか?
昨今の記憶では、破断したJALの再建を
わずか2年で世界のエアラインのトップ収益率まで
導いた名経営者として知られている人物です。
今回は稲盛和夫さんの話しを通して
初めての市場で達成したV字回復の秘訣、
特にこれからの成功者に必要な考え方を
解説していきたいと思います。
目次
1:2年で利益2000億円のV字回復
2:世の中の成功者の共通点
3:ビジネスの大小に限らず考え方とスキルは同じである
4:本は辞書代わりに購入する
5:まとめ
目次(クリックすると自動で飛びます。)
1:2年で利益2000億円のV字回復
稲盛和夫(いなもりかずお)さんの
書籍を最近よく読みます。
ご存知の方も多いと思いますが
京セラ、auなどを成功させた
日本を代表する有名な経営者です。
破綻したJALの再建を78歳で引き受け
わずか2年で利益2000億円のV字回復、
世界のエアラインのトップの
収益率にまで導いた人物です。
ちなみに国から再建を頼まれた時は
航空業界の知識はほぼゼロだったそうです。
初めて京セラという会社を設立したときも
経営や経理の知識が全くなかったそうです。
彼はいつも『業界の相場や常識を無視』します。
「私は何の知識も持ち合わせていなかったので
人として正しいかどうかだけを考えてきました」
と言います。
例えば、ある業界の相場が
「経常利益が5%であれば凄い」
と一般的に言われているとします。
そしてその会社が10年連続で
毎年5%の利益を出し続けたとします。
すると業界からは
「あの会社は凄すぎる!
不景気の時も5%を達成したぞ!」
と絶賛されます。
しかし稲盛さんは違います。
「不景気の時でも5%を達成できたという事は
景気が良い時は10%でも15%でもいけるはず。
業界の相場にとらわれてしまっているせいで
上限ができてブレーキがかかってしまっている」
と言います。
こんな考えを持つ彼はいつも『非常識』な
売上げや結果を残します。
2:世の中の成功者の共通点
多くの人は
- 「準備ができてから」
- 「もっと勉強して知識をつけてから」
- 「完璧に用意ができてから」
という理由でじっくり完璧に準備をしてから
ビジネスをスタートさせようとします。
しかし世の成功者はどちらか言えば
『体が先に動く』タイプで、
何の準備も無しに飛び込んでいきます。
そもそも、この世の中に
『完璧』は存在しませんので
完璧を求める=永遠にスタートできない
という結果に終わります。
『悩むくらいなら体を動かす』
現代のスピードの速い時代では
このマインドセットが特に大切だと
いつも思います。
3:ビジネスの大小に限らず考え方とスキルは同じである
京セラグループの連結売上げは1兆円以上。
あまりにかけ離れた数字なので
「俺には関係ない」と思っていたのですが
本を読んで凄く好きになりました。
基本的なマインドセットやスキルは
大きいビジネスも小さいビジネスも
変わらない事がよく解りました。
彼の会社は過酷労働のブラック企業だと
非難する人もいますし、私は彼の会社で
働いた事がないので実態は解りませんが
1冊の本から学ばせてもらった事は
数多くありました。
特に『人間に限界は無い』という事を
強く感じさせてもらいました。
彼はJALという巨大な航空会社を
1人の力で蘇らせ業界トップに導きました。
すべて彼一人のおかげ、というほど
企業経営は簡単では無いと思いますが
彼がいなければJALは破綻の道を歩み
業界トップに躍り出る事はなかったと
思います。
2011年に亡くなったアップル社の
スティーブ・ジョブズさんもそうですが
1人の人間の力で何千人、何万人、何億人の
人間を動かす事ができるのだと思いました。
「自分ももっと何かできるのではないか?」
と思わせてくれます。
4:本は辞書代わりに購入する
彼が自分の手で書いた本は名著が多いので
ぜひ読んで欲しいですが…
『本=辞書』
というマインドセットだけは
常に持っておく必要があります。
本は小学生が調べ物をする辞典のようなものです。
「解らない事を調べるために本を買う」
という癖をつけた方が良いです。
私は本を『買う』のは好きなのですが
『読む』のがあまり好きではありません。
最後まで読めた本は数える程しかありませんし
「いつか読むだろう」と思い、読まずに棚に
しまってある本が昔はたくさんありました。
今はキンドルもあり更に手軽に
本を買える環境になったので
『今』読む必要も無い本であっても
次々と買ってしまいます。
金と時間の無駄です。
- 調べたい事が発生
- 本を買う
この順番を守らないと、本を買っただけで
勉強したつもりになってしまい
「こんなに努力しているのに成功できない」
と誤解してしまう可能性があります。
本は辞典です。
解らない事を調べるための辞書です。
そのためには
「今の自分は何を調べる必要があるのか?」
を常に意識しておく必要があります。
本=辞典
のマインドセットをぜひ持って下さい。
5:まとめ
今回の記事で特に重要なポイントは、
「ビジネスの大小に関わらず考え方とスキルは変わらない」
という点が重要になります。
ビジネスの規模や金額が大きくなると
考え方とスキルにも違いがあるのではないか?
何か特別な事をやっているのではないか?
と思ってしまうものですが、
しっかりとビジネスの基本である
考え方とスキルを抑えておけば
どんなビジネスでも応用が効きますので、
何事においても基本を抑えて行動するように
していくことを心がける大切さを知って頂ければと思います。
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