ビジネス社会を生き抜く3つの能力が身に付くおすすめビジネス本11冊

ビジネス本 おすすめ

与えられた仕事は出来て当たり前。

組織には上司がいて部下がいます。
より大きな仕事を成し遂げるには、
人と組織を動かさなくてはなりません。

何を言ったかではなく、
誰が言ったかで組織は動きます。
勿論成果にも大きく影響します。

ビジネス社会で強く生き抜くためには、
課題の解決能力を身に付けることと合わせて
信頼関係の構築が一番大事です。

スキルアップと人間力アップは車の両輪です。
どちらが欠けても仕事は出来ません。

これらの能力を身に付けるための
おすすめのビジネス本11冊をご紹介します。

目次

1.課題を正確に把握する能力
2.解決策を人に伝え人を動かす能力
3.信頼される能力
4.まとめ

1.解決策を見つける能力

組織の中で課題が持ち上がった時、
課題の本質は何なのか、

如何に解決策を見つけるか、
解決策の策定能力が問われます。

また、専門的な知識を持つ人との
ネットワークも不可欠です。

専門家から得た解決策を自分で消化し、
自らの知識とするためにも、
基礎知識とスキルを習得しましょう。

1-1:コトラーのマーケティング・マネジメント 第12版

フィリップ・コトラー著:2014年発行

誰でも知っているマーケティングの第一人者

フィリップ・コトラーの代表作です。
世界中のビジネススクールや大学で
教科書として採用されています。

「企業の最も重要な業務は、
新たな顧客を創造し、
既存の顧客を維持する事である。」

コトラーのマーケティング・マネジメントは、
この言葉に集約されます。

コトラーの最も大きな功績は、
STPというフレームワークを提唱したことです。

  • Sはセグメンテーション
  • Tはターゲッティング
  • Pはポジショニング

の略称です。

セグメンテーションとは、
市場を多くのカテゴリー・属性・要素
によって細分化を行います。

ターゲッティングとは、
ターゲットとなる顧客を
誰にするのかを絞り込むことです。

ポジショニングとは、
市場上で位置を明確にすること、

言い換えれば、
上記ターゲットの顧客に対して
経営資源を集中しビジネスを
展開していくことです。

広範な分野について
事例を交えて分かりやすく論じており、
マーケティングの体系的な学習は、まずこの一冊です。

1-2:ビジネスマンのための「数字力」養成講座

小宮一慶著:2008発行

本書は、ビジネスマンなら知っておきたい
数字の読み方の入門書です。

新聞でもニュースでも、
数字を理解できなければ
意味がありません。

GDPや人口の変動から
世界の動きを把握できます。

会社が公表する財務三表
(貸借対照表・損益計算書
キャッシュフロー計算書)

が読めると、一目で会社の安定性や
窮状が理解できます。

ビジネスマンが身に付けておくべき
数字力が格段にアップします。

スキルアップにおすすめです。

1-3:コンサルタントの「質問力」

野口与吉昭著 2008年発行

本書で言う質問力とは、

単に知らない事を、
知っている人から聞くテクニック
というレベルの話ではありません。

課題が発生した時に、
的確な質問を行い、
事態の本質を明確にして、

情報を共有し、解決策を
作り上げていくプロセスを言います。

そうして、
課題解決のための目標設定や
目標達成手段を策定し
成果に結びつけていきます。

まずは、
相手の話を傾聴し共感し
そのまま受け止めます。

その上で、
俯瞰的な視点や細部を見極める視点から、
客観的論理的な質問を行います。

良い質問は相手との
信頼関係を構築できます。

相手の本音と気付きを引き出し、
課題の本質に迫って行く手法です。

著者は、経営コンサルタントという職業柄、
顧客の信頼を得て、課題の本質を明確にして、
解決法を示すプロフェッショナルです。

その思考の流れとテクニックは
ビジネスマンにも十分活用できるものです。

質問力を身に付ければ、
組織のメンバーや顧客と、
課題の本質を理解し、

解決策を共有することが出来るので、

課題処理能力は
格段にアップするに違いありません。

1-4:史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力

メアリー・バフェット&デビッド・クラーク著:2009年発行

本書は、世界一の投資家
ウォーレン・バフェットの
投資法を紹介しています。

バフェットは、財務三表(貸借対照表
・損益計算書・キャッシュフロー計算書から
「永続的競争優位性」を持つ

優良企業を探し出して
長期にわたって投資します。

財務諸表を日常業務で見る方は
多いと思いますが、
投資家バフェットは

企業の財務状況のみならず
将来性までも財務諸表の行間から見通します。

核になるのは、
「永続的競争優位性を持つ企業の粗利益率
(粗利益÷売上高)が高い。」
という事です。

バフェットの視点から
財務分析における注目点を
平易な言葉で解説しています。

会計の基礎知識のない方でも
丁寧に読めば十分理解できる内容です。

株式投資をするしないに関わらず、
財務諸表を読む力は
ビジネスマンにとって強力なスキルです。

取引企業の財務分析にお役立てください。
おすすめの一冊です。

2:解決策を人に伝え人を動かす能力

課題の解決策を見つけ策定した時、
その解決策を組織の共通目標にしましょう。

  1. 何が問題なのか、
  2. 何故この解決策なのか、
  3. 実行すればどうなるのか、
  4. 組織の仲間に丁寧に伝えましょう。

あなたの思いが伝わった時、
組織は一丸となって
課題を克服することでしょう。

伝え方を教えてくれる名著4冊です。

2-1:影響力の武器「第三版: なぜ、人は動かされるのか」

ロバート・B・チャルディーニ:2014発行

本書は、如何に相手にイエスと言わせるかを
人間心理のメカニズムから、
6つの基本原理を解明しています。

それぞれ分かりやすい事例を使用して
理論的に説明しています。

一番有名なものは「返報性」です。

人から何かを与えられると
お返しをしなければという義務感を持ち、

結局は与えられたものより
大きなものを返してしまう。

昔から言われる
ギブアンドテイクです。

この心理を利用して、
まずギブから入ることの
重要性を証明しています。

他の基本原理

  • 「コミットメントと一貫性」
  • 「社会的証明」
  • 「好意」
  • 「権威」
  • 「希少性」

もそれぞれに
人間心理から納得させられます。

できるビジネスマンは、
これらの基本原理をマスターして

顧客や上司部下の心をガッチリと掴んで、
売り上げや評価を伸ばしています。

ビジネスマン必携の一冊です。

2-2:人を動かす「新装版」

デール・カーネギー:1937年初版

自己啓発本の原点と言われる
不動のベストセラーです。

初版発行から80年経った
現在も読み続けられているのは、
変わらない人間の本質を捉えているからです。

この本の主題、人を動かすには、
「相手の立場で考えて、相手の立場でものを言う」
との一言に尽きます。

カーネギーの示すノウハウは、
あらゆるビジネスシーンにおいて
必要なスキルです。

カーネギーは、人間とは

「論理の動物ではなく感情の動物である。
偏見に満ち自尊心と虚栄心によって
行動する動物である」

と捉えています。

これを基本にして、

  • 良好な人間関係の構築方法
  • 人の動かし方
  • 説得の仕方
  • 人材育成について

分かりやすい事例を示しながら、

カーネギー流のノウハウを
展開していきます。

顧客や上司部下とのつながりを強めて
大きな仕事をやり遂げていく
ビジネスマンにとって、
座右の書となる一冊です。

2-3:ザ・ゴール(企業の究極の目的とは何か)

エリヤフ・ゴールドラッド:2001年初版

本書は、小説としても
面白いストーリーです。

3ヶ月後に閉鎖されることになった
工場の工場長が、

恩師のアドバイスを受けながら
工場の抱える諸問題を
解決していく物語です。

これまでの原価計算では、
粗利益=売価-原価
で算出していたのです。

オートメーション化で
一個当たりの原価を下げると
計算上は粗利益が上がります。

商品が売れなくて在庫が増加しても、
会計上では利益が増加するという事態が
発生していました。

企業の究極の目的(=お金を稼ぐこと)達成に
原価計算は役に立たなかったのです。

この原価計算方式に対抗したのが、
エリヤフが提唱した
「スループット会計」です。

時間当たり利益の最大化という
新しい概念を導入したのです。

売り上げに貢献しない
人員やラインを切り離すことで
業務改善を行うものです。

2001年の発刊以来注目を集めた
「スループット会計」は、

当初、既存勢力からの反発もありましたが、
現在では一般的な手法になりました。

この本のもう一つの見どころは、
企業内の慣習や既成概念を打ち破って、
工場を救う工場長の活躍です。

現在の自分は、
組織の究極の目的達成に貢献しているかを
自問自答させられる一冊です。

2-4:経営者の条件

ピーター・F・ドラッカー:2006年発行

この本は、成果を上げるために、
人のマネジメントではなく

自らを如何にマネジメントするかを
テーマにしています。

組織の成果を向上させるには、
各人の才能や個性ではなく
成果を上げる能力を向上させることです。

ドラッガーは、
この能力は学習し反復訓練することで
習得することができると主張します。

ドラッガーが唱える5つの重要ポイント

  1. 時間を分析管理する
  2. 組織に対して自ら行うべき貢献を考える
  3. 各人の強みを組織の共同の事業のために使う
  4. 自らの強みを最大限に生かすために最も重要な事に集中する
  5. 成果をあげるための意思決定を行い、組織の共通認識とする

全ての分野で
秀でた才能を持つ者はいません。

各人をその強みを発揮できる分野に配置し、
弱みを他者が補う形にすれば、
その組織は無類の力を発揮します。

ドラッガーの理論は明快であり、
組織力向上を目指す研修等で
取り上げられることが多いです。

じっくりと読むことをおすすめします。

3:信頼される能力

自分の考え方、生き方が変わらなければ、
人を変える事は出来ません。

人は何のために生きるのかを自分に問い、
自ら目指す人生を実現するために
精進することが必要です。

  • 嘘をつかない、
  • 約束を守る、
  • 一生懸命頑張る
  • 感謝の気持ちを忘れない

等々

小学校で習うような倫理観を
実践する人が、結局は、

人の信頼を得て
大きな仕事を成し遂げていきます。

生き方を再認識させてくれる
超ロングセラーの名著3冊です。

3-1:嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え

岸見一郎著 2013年発行

アルフレッド・アドラーは、
日本では無名に近いですが、

実はフロイト・ユングと並ぶ
心理学三大巨匠の一人です。

本書では、
哲学者と青年との対話形式で
アドラーの教えを説いています。

アドラーは「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」
と断言し、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」
との問いに、シンプル且つ明快な回答を用意しています。

3-1-1:3つのポイント

  • 過去の経験は変えられないが、それをどう解釈するかによって、
    人は変わることができる。
  • 誰しも他者の期待を満たすために生きているのではない。
  • 自分が最善と考えるように今を生きれば良い。

人の評価ではなく、
自分の価値観で生きれば、
心が自由になり幸せに生きることができる。

すなわち、
人から認められたいとの承認欲求を持たず
「人に嫌われる勇気」を持つことにより
自由を得ることができる、

というのがアドラーの教えです。

自分を認めない人に認められようと
努力する事は、自分を傷つける行為です。

対人関係の悩みは、
結局は、自分の心の持ち方次第で
あることを知り心が軽くなりました。

対人関係で悩んでいる人におすすめです。

3-2:7つの習慣―人格主義の回復

スティーブン・R・コヴィー著:1990年初版

全世界で読まれている、
定番ビジネス本「7つの習慣」は、

成功する人間になるためには
どのように生きるべきかを
分かりやすく教えてくれます。

副題の人格主義とは、
成功するためには原則がある。

その原則を体得し、
人格を向上させなければ成功することはできない、
とするコヴィー博士の教えの中心になるものです。

また、人格は日常、繰り返される
習慣によって形成されるので、

習慣を変えることで人格が変わり、
それに伴って人生が変わっていく
との考え方によるものです。

ビジネスにおいては、
真の人間関係を築き、自分だけではなく、
お互いにwinwinを目指さなければなりません。

さらに、お互いが自らを磨き
自立した人間同士になることで、
その関係は更に強化されていくのです。

スキルや知識も必要ですが、

言行一致の誠実さと
人間として成熟した豊かなマインドを
兼ね備えた人格者を目指すことが
成功する秘訣です。

コヴィーが提唱する、
人間力を成長させる7つの習慣を
身に付けましょう。

3-3:自助論

サミュエル・スマイルズ著:1859年発刊

「天は自ら助くる者を助く」という序文が有名です。

  1. 自分を一番よく知っているのは自分、
  2. 自分の助け方を知っている者も自分、
  3. 自分を助けられるのは自分だけです。
  4. 自分を助けることができるように、
  5. 自分を育てなさい

というのが、
サミュエル・スマイルズのメインメッセージです。

様々な切り口から
「人生はいかに生きるべきか」を解説しています。

本書に出てくるメッセージは、
名言としていろいろなシーンで使われています。

心に残ったいくつかの明言を紹介します。

  1. 自助の精神が、人間を成長させる根本である。
  2. 外部からの援助は人間を弱くする。放っておかれると、
    自らの力で状況を改善していくのである。
  3. 人間は失敗からどうすればうまく出来るかを発見する。
    失敗を恐れてはならない。
  4. 失った富や健康は取り戻せるが、失った時間は永久に失われたままだ。
  5. 勤勉さと謙虚さを兼ね備えたら、乗り越えられない壁はない。
  6. 忍耐と努力こそが人格形成に最も大切な要素である。
  7. 成功に必要なものは、才能ではなく決意だ。
    くじけない意思の力である。
  8. やり続けていれば好機は必ず訪れる。
  9. 多くを成し遂げる最短の方法は、一つずつ片づけていくことだ。
  10. 習慣が全てだ。

良い習慣を培えば人格も立派になる。

150年前に発せられたメッセージが、
今も読む人の心に響くのは、
人間の本質が変わらないからです。

自分の生き方を見直すのに役立つ一冊です。

4.まとめ

ビジネスの世界において
壁にぶつかる時は、

  • スキルが足りないのか
  • メンタルが弱いのか
  • 信頼されていないのか

人によってさまざまです。

古典的なビジネス本が
現代も色あせていないのは、

古今東西、皆同じ悩みを
抱えていることを示すものです。

でも、その解決策もほぼ出尽くしている
と言っても良いのではないでしょうか。

ビジネス本は、
ビジネス社会を生き抜く上で
壁を乗り越えるパワーを与えてくれます。

仕事が出来る人は読んでいます。
紹介した良書を座右の書としてください。

社会人としてパワーアップされることを祈ります。

 

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